「全部飲むなら、飲み物に混ぜても良いですよ」
と言われたので、銀ちゃんの好きなブロッコリー主原料の野菜ジュースに薬を混ぜることにした のだ。
まあ、病院で良い子ぶってる時は別にして、家で大人しくひっくり返せるとは思えない。
「ごくごく」
ブロッコリー味に騙されて、きれいに飲んだようだ、しめしめ。
「おいしかったよ」
銀ちゃんは帰ってきた途端に、このくつろぎ様。
「ふー、おなかいっぱい」
ちょっとは臆病になる、とか、そういう細やかな神経はないらしい。
「てを、ぺろぺろ、しちゃおうっと」
だが、さすがに、朝ご飯中は、警戒している。
「ちょっと、こっちこないでよ」
先週は、朝ご飯を一心不乱に食べているとき、ペットキャリーに放り込まれたからだ。
「やばい、にげろ」
miyaが、出掛ける支度を始めると、隠れるようになった。今まではシカトしてご飯を食べてい たのに・・・
「かくれちゃおーっと」
だが、そんな警戒警報も、長くは続かなかった。
「あついー」
すっかり、この通り。
「ごくらくごくらく」
1週間もすると、元通り。
「さざえさん、って、このあとどうなんの?」
しかし、銀ちゃん。君はまだ、抜糸に行かなきゃ、だめなんだよ。フフフ。
「すぴー」